オーケストラの編成ルール

その他

オーケストラは全部で何人いれば良いのでしょうか??これを理解するには、編成に対する知識が不可欠です。

編成とは、どんな楽器で何人で構成されているのか?を表す概念です。できるだけ簡単にご説明します!

こんな方へ

オケの編成をザックリ知りたい!

オーケストラの編成は、一般的には木管楽器の人数を基準にして決められます(重要です)。

2管編成、とか3管編成、という言葉で編成を表すのですが、この「管」とは木管楽器の事です。

2管編成というのは、つまり木管楽器1種類につき、2人ずつ配置される。という事です。


ピッコロ

フルート
こういう楽器が各2人ずつ、という事ですね。
呼称で編成は読み取れません

オーケストラには「交響楽団」、「管弦楽団」、「フィルハーモニー」など呼び方が様々あります。

しかし、これらは特に構成や内容に違いは無いそうです。

木管楽器で人数規模が決まる

オーケストラは全部で何人でしょうか?という冒頭の質問ですが、これは木管楽器の人数を見ればザックリ把握できます。

〇〇管編成、という言い方をします。以下の表が大まかな種類とオーケストラの人数規模です!

編成の種類オーケストラの人数
1管編成30人程
2管編成~70人程
3管編成~90人程
4管編成~110人程
9管編成になると170人というのもあるそうですよ。

このように、木管を中心に金管楽器や弦楽器の人数が決まっていき、全体の人数が編成されていきます。

オーケストラは「木管を中心に編成されている」のですね!

図で見るオーケストラの編成:基本配置

オーケストラは基本的に、2、3、4管編成で、オーケストラの規模を示します。

楽器の各パートは、指揮者を中心に180度の範囲で配置されます。以下が超基本の配置図です。

オーケストラの編成図

手前はヴァイオリン、ビオラ、チェロ、後ろ側は打楽器、コントラバス、トロンボーン、ホルンなどが配置されます。

ちなみに、編成は曲が作られた時に作曲者自身によって決められていて、指揮者や演奏者によって変わることはほぼ無いそうですよ!

オーケストラの楽器編成を知ると、クラシックへの興味がますます沸いてきますね。

楽器パート以外の重要な役割

上記のパートでご紹介した編成図に、2人だけ、楽器パートではない役割が記載されています。「指揮者」「コンマス」ですね。

それぞれ、オーケストラの一体感を支配するほどの重要な役割ですのでご紹介します。

指揮者

オーケストラや合唱団などの音楽団体を指導し、演奏を調整する役割を担う人物です。

楽曲のテンポやダイナミクス、音楽の表現などを指示し、演奏者たちが一体となって美しい音楽を生み出すために導きます。

コンサートマスター(コンマス)

オーケストラや室内楽団の中で、第一ヴァイオリン奏者を指す称号です。

彼らは指揮者に対して演奏の調整や意見を提供し、他の楽団員との調和を保つ役割を果たします。

また、独奏パートを演奏することもあり、楽団内でのリーダーシップを担当します。

結び

実は上記以外にも、「〇〇型」といった表現でオケの編成は表現されます。これはヴァイオリンの数を軸にした呼び方なのですが、この記事では超基本のみお伝えする事にします。

色々な分野に共通しますが、少しその世界について知ると、更に深部まで知りたくなって来ますね。今後もできるだけ分かりやすい説明ができるよう、努力します。

この記事を読んで頂いてありがとうございました!

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